JUGEMテーマ:日常
 
「陽だまりの彼女」を観た。

おおまかなストーリーは把握していたが、
予想以上に佳い映画だった。

事情があって、生きる時間が限られているヒロイン。
…というと難病ものが多いんだけど、これは違う。

過去のいろいろな伏線もあり、
普通のラブストーリーとは少し違うけれど、
オフィス、地下鉄、公園、団地、海辺など、
ごくあたのまえの風景の中に、
ふたりが居るシーンがていねいに描かれていて、
恋するふたりが、一瞬一瞬を大切にしているのが伝わってくる。

特に、ヒロインの透明感がとても秀逸。
それは、ヒロインが、
普通の人間のように多くの欲望や不満をもっていないからだと思う。
「大好きな人と一緒に居たい」。
ヒロインの望みは、その一点だけなのだ。

「そういえば私も、彼女みたいな気持ちになったこと、あったな」。
「昔の彼が、あんな顔したこと、あったな」。

映画で描かれている何気ない日常のシーンに
「はっ!」としたり、胸が「キュン」とするのは、
そのとき、私たちの心から、
現実を生きる誰もが抱えているさまざまな欲望や不満が、ふっと消えるから。

秋から冬へ。
少しずつ弱まっていく優しい日射しの中で、
この曲を聴きながら、物語の場面を思い出してみたくなる。
http://www.youtube.com/watch?v=689c5U3kgR8

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1980年代後半から、広告企画、雑誌編集、占い鑑定など、主に文章を書く仕事に携わっています。最近は、医療系の国家資格も活用中。すべての仕事の根底にあるのは、「その人の物語に寄り添う」こと。スピッツの音楽と草花をこよなく愛する日々。
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