公共交通の場合、
学生割引率はかなり高いと聞く
(使ったことがないのでよくわからないですが)

また映画のチケットも
学生割引がありシニア割引がある。

どちらも、社会で働いている20代の若者には使えない。
これってどうだろう?という問いかけが、
朝日新聞の投書欄にあった。

学生も仕送りが減っているとはいえ、
バイト代も合わせると
彼らの一ヶ月の収入は、
派遣や契約社員で働いている
同世代の若者より多いのでは?


乗車賃や映画代の割引って、
弱者をサポートするというより、
その商品を多く使う人のためにあるのだと思う。
そういう事情を考えると
割引対象の見直そうと一概には言えないけれど。

昔のように学生と高齢者が、
一概に働く世代より貧しいわけではない、ことは事実。






JUGEMテーマ:気になったニュース

自転車の前後に
子どもを乗せて走っていたお母さんが転倒し、
後ろの座席に乗っていた娘さんが亡くなるという
痛ましい事故が起きた。

母子三人乗り自転車の経験者じゃないと、
なぜ、そんな危なっかしい真似を・・と思うかもしれない。

車でスイスイ動ける地域で
職場、保育園、スーパーのいずれにも車で移動できれば、
こういうことは起きないだろうし、

夫や祖父母の協力があって
買物や保育園の送迎を手伝ってもらえる場合も、
こういうことは起きないと思う。

でもでも。
現実には車を母親専用に買うゆとりはなく、
職場、保育園、スーパーに車を置く場所もなく、
平日の子どもの送迎や買い物時に、
タイミングよく夫や祖父母が手伝ってくれることもなく、
母子三人乗り自転車で、
日々、仕事、育児、家事の綱渡りをしている母親は多いと思う。

だから車を運転しているとき、
母子三人乗りで走る自転車を見かけたら、
「フラフラ走って危ないなぁ、邪魔だなぁ」と文句をいうのではなく、
そうせざるを得ない、今の社会の子育て事情にまで思いを馳せたい。
それくらいしか思いつかない。














 

2013年1月10日付のs新聞に
2035年には,
全世帯に占める一人暮らしの割合が、
37.2%に達する、との記事。
同時期に、
世帯主が65歳以上の世帯が40.8%になる、とも。
あと22年後かーー。
(自分も既に立派な高齢者だわ)


先日、地元の中堅スーパーが倒産した。
80代の両親の暮らしぶりを見ていると、
以前のようにスーパーには行かず、
(体力が衰えて行けなくなってきた)
宅配のお弁当や、
コンビニのレトルト惣菜を使うことが増えてきた。

レトルト惣菜がいいとか悪いとかではなくて、
自力で食材を確保して料理をすることが、
ままならない人が増えているということだ。

最近はテレビCMでも
高齢者夫婦が、
レトルト惣菜を食べている風景が流れたりする。

でも、相変わらず食品関係のCMの多くは
若い夫婦と元気な子ども、もしくは三世代家族が
にこやかに食卓を囲む・・ってかんじ。

それはそれでいいのだけれど、
仲良し家族と一緒のごはんが
やっぱり一番いいんよね・・・的なことを
アピールしすぎると、
今の時代、それができない人は、
劣等感を感じてしまうのではないかしら。

数字の上では「仲良し家族ごはん」よりも
「一人ごはん」の人が
圧倒的に増えていく時代だというのに。

一人暮らしの人が、
やがて世の中の主流になっていくのならば、
そういう人たちが卑屈にならず、寂しさも感じず、
家族がいてもいなくても、結婚していてもいなくても、
各々が自己肯定できて、
しあわせだと思える世の中にしていかないと。

ドラマや映画、本の世界はそのへんの嗅覚が鋭くて、
多様な家庭環境、暮らし方の人たちを
鮮やかに描いているものも多い。

それに比べてCMや広告の世界って、
見て見ぬふりをしているのかもしれないけれど、
相変わらずステレオタイプの家族の幸せ、
夫婦の幸せばっかり
描いている気がするんだよねー。

まあ、クライアントの多くが、
ステレオタイプ全盛期に富を得た企業だから
仕方ないのかなぁ。

ぶつぶつ。









JUGEMテーマ:日常
 2月20日の朝日新聞朝刊に、
女性のブラジャー離れが進んでいる、という記事があった。

たしかに、最近の女性下着の変化は著しい。
ブラとキャミソールが一体化したブラトップ。
カラフルで通気性や保温性に富み、
しかも格安なシャツ類。

80〜90年代にかけては、
上に着る洋服も高価なら、
下に着るブラやガードルも高価だった。
おまけに堅くて苦しくて。

そうそう、補正下着とかボディスーツという、
ほんとに鎧みたいな下着もあったっけ。

今は体に身につける下着はゆるく優しくなり、
そのかわり体そのものを、
スポーツや食事に注意して引き締めよう、という傾向。
昔に比べて、人々の体型はかなり格好良くなっているもの。

無理な締め付けがなくなると、
逆に体が引き締まる、というのが面白い。

私は運動が苦手な人種ゆえ、
簡単に「走ろう」って気持ちにはなれないけれど(汗)、
きっとこれから先は、今よりもたくさん歩くようにり、
もしかしたら、少しは走れる日が来るかもしれない。

というわけで、今から歩いて買物&古本屋に出かけてきますっ。


湖西市の田んぼにて。黄色い春、発見。









 青森まで新幹線が開通した。
 東北の中で青森と秋田は行ったことがない。
 青い森。
 綺麗な名前。
 北海道の明るさとは違う、
 暗さとしたたかさを感じる。
 太宰治や寺山修二の印象が強いから?
  根雪の下で、
 いろんなものが脈々と息づいているイメージ。 

 そういうば
 東北地方の民芸品の質が高いのは、
 雪に閉ざされて手仕事をする時間が長いから
 だと聞いたことがある。

 新幹線開通にまつわる新聞記事の中で、
 その昔、集団就職で東京にやってきた
 青森出身の初老の男性が
 クローズアップされていた。

 かつては
 十数時間かかった故郷との距離が、
 今はわずか3時間。
 
 その男性は
 感無量と言いながらも、
 故郷が簡単に帰れるものになったことへの
 違和感も感じているといった。

 そうそう帰れないからこそ、
 東京での辛い仕事も頑張った。
 そういう気持ちが、
 もうなくなるのではないかと。

 最近は海外留学を望む学生が
 減っているという。
 そして30代で親と実家に住む独身者が
 増えているという。

 不況で食べられないから、
 実家で親と身を寄せて暮らす。
 それも間違いではないけれど、
 なんだかなぁ。

 西原理恵子さんの著書の中に、
 「男の子に必要なのは放浪とアルバイト」という
 言葉があった。
 すごく納得できた。

 そろそろ年末。
 片道二時間程度の距離で暮らす
 大人になった息子や娘は、
 故郷への帰路を遠いと思うのか、
 近いと思うのか。
 そんなことを聞いてみたくなった。

 







 
8月20日のニッカンスポーツに
「かばん難民の女性を救って!」という
小さな記事を発見。

女性記者が、
仕事に合う女性用ビジネスバッグか
少なすぎ・・と嘆いている内容だ。
まったく同感。

新聞記者さんほどではないが、
ライター系女の荷物もけっこう多い。
資料、手帳、ノート、筆記用具、レコーダー
携帯、デジカメが標準装備で、
それに化粧ポーチや折りたたみ傘などが加わる。

電車移動が増えたこの頃は
駅で文庫本を買ったりするから、
ますます荷物は増えていく。
そうそう、占いのお仕事のある日は
これらにカードとビロードの布も加わります(笑)。

そこで私なりの対策は、
・バッグ本体の重さは600g程度に抑える。
(皮の場合800g以上あるものが多い)
・小物ひとつ一つの重さを抑える。
 手帳を薄いものにする、化粧品は最低限にする、
 財布の小銭を最小限にする、など。
(小銭って意外と重いんです)

軽くて実用性に優れたバッグは、
たいがいユニセックスでスポーティーなもの。
歳をとってもかっこいいキャラの人なら、
それでいいかもしれないが、
小柄なおばさんキャラの私には
そういうものは似合わないので、
なおさら選択肢が少ない。

この仕事を始めてから、
いったいいくつのバッグが
私の相棒を務め、去って行ったのか。

ブランドものは買わない主義なので、
そんなにお金は使っていない。
それでも毎年3万円使ったとしても、
既に60万円以上、
仕事バッグに使っていることになる。
うわ、中古のケリーバッグが買えそう(汗)。

昔も今も売り場に行くと、
まずA4が入るものを探してしまう私は
やっぱり筋金入りのバッグ難民かも。

※椅子の上でへたれているのは、
 現在の定番。重さが気になるのが難点。









評価:
湊 かなえ
コメント:現実に限りなく近く、現実よりもはるかに美しい。

仙台で夫婦間の殺人事件が起きた。

ニュースには
「愛人」「教え子」「不倫」「金銭問題」など
二時間ドラマの見出しで使い古されたような
ベタなワードが並んでいて、
それだけで、もうけっこうです!って気分になる。

先日読んだ「夜行観覧車」を思い出した。

高級住宅地のごく普通の家族の話。
作者のリアルな描写にぐいぐいき込まれ、
自分も舞台となる「ひばりヶ丘」の一角に居て、
事件の顛末を眺めているような気分になった。

仙台の事件と似ていて妻が夫を殺すのだが、
その夫婦には子どもがいて、
その子は加害者の子であり、被害者の子であるという
相容れない二面性を持つことになる。

その子は事件の直後、
加害者である母親の妹(叔母)の家に身を寄せる。
その時、妹の夫(叔父)は複雑な気分になる。

今ここに居る子どもは、
父親を殺された被害者だと思えば気の毒だが、
反面、父親を殺した母親の血が半分入っていると思うと、
加害者をかくまっている気持ちにもなる。
しかも自分は、
「加害者の義弟」という厄介なレッテルを張られてしまった。

子ども自身も、そんな叔父叔母の複雑な心情を感じ、
叔母の家には長く居られないと悟るのだが。。。

実際に起きた事件の家にも子どもがいるらしい。
その子どもの心の中は、
今、粉々に砕かれたガラス破片のようになっているのではないかと、
他人事ながら心が痛む。

加害者である母方の身内に行くのか、
被害者である父方の身内に行くのか。
「父母」といういちばん自分を守ってくれるはずの大人が、
もうその役割を果たさないと知ることは、
子どもにとってとてつもない不幸だ。
そして、周りの大人たちが
自分に対してこれまでとは違う態度をとることも、
嫌というほど知らされるだろう。

物語では当事者の子どもたちは、
多くを乗り越えて再生していくような示唆で終わる。
でも、現実はそんなに簡単なものではないだろう。

殺人事件は物語の中だけでいい。
切にそう思う。























JUGEMテーマ:健康
 
朝日新聞週末版「be」に
「元気のひみつ」という著名人が健康法を語るコーナーがある。

今週は精神科医の香山リカさん。

最近は勝間和代さんとセット売り?されることも多いが、
この方は昔からB級、スポーツ新聞風(失礼)に
世間や人の心理を斜め読みするのが上手で、
コラムなどはまめに読んでいる。

で、メンタル面管理のプロがおっしゃる心身の健康法は、
「何も気を使わない」ことなんだって。

言いかえれば「無頓着」がいいってことかな。

がん患者さんで、
病状を気にやまない人の進行が遅かったという事例もあるそう。
死ぬかもしれない状況を気にしない!
これって仙人のレベルですね(汗)。


ま、時には健康のことなんて忘れるほど、
夢中になって楽しめるものがあればいい、と解釈しましょう。

 
5月31日の朝日新聞朝刊県内版に、
(株)遠州鉄道社長のインタビューが載っていた。

かなり困難(だと思われる)な浜松市駅前中心街活性化について
コメントを述べていた。

その中で印象に残ったのは、
「土地は更地になると急に美人になる。
廃屋と化した建物は早めに撤去しないといけない」の部分。

ここで指されている廃屋と化した建物のことはさておき、
いわれてみれば、余計なもの、古いものを取り除いたきれいなさら地には、
何かしら希望が感じられると思った。
「ここさら地になったね、これから何ができるんだろう」と。

もっとも、緑が生い茂るのどかな田舎では、
年季の入った古い民家や商店も、
それなりに味わいが出てくるから、
なんでもかんでもさら地にすればいい、ってものではないんだろう。

でも、かっては美人だったはずの駅前商店街は、
県内のほとんどの地域でその美貌を失っている。

だったら、それを隠すための厚化粧よりも、
思いきってさら地になって生まれ変わったほうがいいんじゃないのか。

複雑な利権や膨大なお金が絡むことで、簡単に進まないのはよくわかるけど、
そろそろタイムリミットが近づいているんじゃないか。

新しいものを作ることだけにお金を費やすのでなく、
過去のものを清算するためにお金を使う。
生産的、発展的ではないけれど、
これからはそういう時代になっていくのでは。







 昨日の朝日新聞に、
がん患者が新薬を使う場合の医療費負担が大きすぎる、という記事が載っていた。
月に何十万円というお金を使う場合もあり、
障害や難病の認定を受けられないため、補助金もなかなか得られないのだという。

風邪もがんも、病気はすべて一律に本人3割負担という保険設定を見直すべきでは、
という意見も出ていた。

風邪とがん。
今や、どちらも多くの人がかかるポピュラーな病気なってしまった。
もちろん、深刻度の違いは比べようもないけれど。

今の日本は、いろんな問題を「ただの風邪だ」と思いこんで、
即効性のある薬や注射をバンバン投与しているように見える。

でも、それらの多くは「風邪」じゃなくて、
長年の体制や習慣の積み重ねの結果、よからぬ方向に増殖してきた「がん」であって、
だからこそ、長期戦で本腰を入れて戦っていかないと、治らないのではないか。


冒頭の記事を読んだ場所は、某医大附属病院の待合室。
定期健診で朝早く出かけたのに、既に待合室には多くの人、人、人。

風邪もひかず、がんにもならず、健やかに生き続けるのはなかなか大変なことだ。









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1980年代後半から、広告企画、雑誌編集、占い鑑定など、主に文章を書く仕事に携わっています。最近は、医療系の国家資格も活用中。すべての仕事の根底にあるのは、「その人の物語に寄り添う」こと。スピッツの音楽と草花をこよなく愛する日々。
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